MMTの4と5の違いは?抵抗の掛け方と判断基準について

2018年6月7日

MMTの練習を日々こなしている、リハビリ職を目指す学生の皆様こんばんは。

実技系の授業において、ROMと並んで練習時間が多く必要だと思われるMMTですが、やっている内に判断に困るケースが多々でてきませんか?

現在は第9版になっていますが、相変わらず絵が適当だったり、日本語が拙かったりとイラっとする表記が多々見受けられ、惑わされることもしばしば…。

そこで今日は特に学生さんからの質問が多い、段階4と段階5の違いについて、色々お伝えしてみたいと思います。

抵抗の掛け方について

段階4と5の判断基準の違いは、最大抵抗なのか中等度の抵抗というところにあります。

う~ん、いきなり躓いてしまいますね。

俺の最大とお前の最大、どっちが強えぇんだよ!と、個人的な感覚だけの話になってしまいます。

そして今日やった最大抵抗を、明日も同じように再現できる!という保証もありません。

要するに自分1人で検査を行ったとしても、その日の気分や調子で結果が変化するということです。

こんなことをやっていては、入院時と退院時のMMTに差が出たとしても、その信憑性は無いも同然です。

そうならないためには、MMTの4でも5でも、抵抗の掛け方を一定にするための工夫が必要になります。

それでは1つずつ紹介していきたいと思います。

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抵抗の掛け方について

4と5の抵抗の掛け方で、一番の問題は同じ検査者であっても、力の掛け方にばらつきが出ることになります。

それを防ぐためには、4でも5でも同じ力で抵抗を掛けることが望ましいと思います。

同じ力?

そう同じ力です。

MMTの4と5で掛ける抵抗の強さは一緒にするべきなのです。

それでは最大抵抗と中等度の抵抗の意味が無いんじゃね?と思うかもしれません。

それではその説明をしてみたいと思います。

抵抗を掛ける姿勢を変える

MMTの検査では、被験者の四肢などに抵抗を掛けます。

それを図のように、検査者の肘の角度、すなわち5の場合は力が入りやすいポジションで抵抗を掛け、4を検査する際には力が入りずらいポジションで抵抗を掛ければ良いのです。

4と5のどちらを先に検査しようと、ほんの数秒間の間で同じ力を入れれば良いのですから、抵抗の掛け方のばらつきを抑えることができます。

抵抗を掛ける場所を変える

それではもう1つの方法を紹介します。

同じく肩関節の屈曲であれば、被験者の遠位部で抵抗を掛ける、もしくは近位部で抵抗を掛ける。この2つで判断すれば、先ほどの方法と同様で、抵抗の強さは一定でも4なのか5なのかの判定が可能となります。

MMTの検査の中には、抵抗を掛ける場所を指定しているものもあります。

そして例え5の検査だったとしても、肩関節の外旋のように「最大抵抗」を掛けない項目もあります。

本の通りにやらないと不安だ!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、個人的には不完全でつじつまが合わないだらけのMMTに関しては、このようなオリジナルな判断基準でも問題ないと考えています。

その理由はこの後の判断基準で述べていきます。

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判断基準について

学校で教わるMMTですが、この検査をやったとしても、知りたいのは4なのか5なのかではないんですよね。

だってクラスメイトと練習してる時に、ほとんどの人が最大抵抗に勝てない箇所を持っていますよね。

これってMMTだと4って判断されるけど、表記は「Good!」なんです。5がNormalで、4だとグッド!もうメチャクチャ…。

我々が知りたい情報というのは、決してそのような数字ではなく、入院時よりも退院時の方が、より強い抵抗に耐えられるように変化したのかが知りたいのですよね。

ぶっちゃけると、MMTの本通りにやったとしても、その判断は一生できないと思います。

よって判断基準というのは、抵抗感を一定に保つための工夫をした上で、自分なりに1人の患者さんの筋力の変化を追っていくために設定していくものだと思います。

でもきっと学校では、教科書通りにやるな!とは言えませんので、練習をしている学生さん達は、そのことを頭の片隅にでも置いて頂けると嬉しいと思います。

それでは皆さんのMMTが上達しますように!

今日はこの辺りで、アドュー!

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