職務経歴書の書き方!理学療法士としての能力をアピールしよう

2018年10月29日

12月のボーナスを機に、転職を考えて始めている、現職PT・OTの皆様、こんばんは。

転職となると、恐らくどの職業でも、履歴書と併せて職務経歴書の提出を、求められると思います。

しかし、初めての転職となれば、何を書いたら良いのか、全く分からないと思います。

そこで今日は、理学療法士が作る職務経歴書について、自分の能力を、アピールするための書き方について、解説していきます。

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履歴書と職務経歴書

今の勤め先や、学生時代のアルバイトなど、誰もが何度かは、履歴書を作成したと思います。

日本では未だに「手書き」が根強く、内容と同等に、丁寧に書いているかをチェックされるとのことです。

しかし、職務経歴書は、特に指定がなければ、WordやExcelなどで作成します。

内容は、今までどのような業務に従事していたのか、また、仕事でどのようなスキルを、身につけてきたのかを、簡潔に伝える必要があります。

履歴書は、ありのままの内容を、丁寧に書けば済むため、ある種、作業といえます。

自分の仕事っぷりを、具体的にまとめる職務経歴書の方が、作成は難しいといえるでしょう。

しかし、完璧なモノを作成してしまえば、あとは就職希望先に合わせて、少し手を加えるだけで良いので、手間が掛かるのは一度きりです。

それでは、書き方を見てみましょう。

職務経歴書の書き方

枚数的は、A4で2枚が良いとされています。

1枚だけでは印象が良くないし、かといってダラダラと、長文で綴ってもダメです。

それでは、職務経歴書に記載する項目を、1つずつ紹介していきたいと思います。

順番はお好みで!

職務要約

まずは【職務要約】というタイトルで、現職場での役割や、取り組みなどを書き出します。

最初は、理学療法士や作業療法士を、目指したきっかけから書き始めましょう。

きっと、養成校に入学する際にも聞かれたと思います。もう一度思い出してみましょう。

思い出せない人は、

 私は人の役に立ちたいとの思いから~

みたいな感じで書き出し、現在、セラピストとして働くまでの経緯に繋げましょう。

次に、現在の勤務先の特徴を、書き出すと良いでしょう。

・急性期の脳卒中患者さんが多く、

・神経難病を中心とした、

・〇〇地区の中核病院として、

特別に売りがない病院、施設だったとしても、患者さんや疾患の特徴を記載し、どのような空間で働いているのかを伝えましょう。

続いて、この場所でどのような経験を積んだのかを書きます。 ・一日に20人以上を担当していた

・年間5人の実習生を指導していた

・〇〇病は50症例以上の経験がある

ただ経験年数だけがある人間ではない、その年数で、どのようなことをしてきたのかを、数値化して示せると良いかと思います。

最後に、現職場に対する貢献実績を書きます。

・年に一回は臨床研究を学会発表をした

・後輩セラピストの指導を率先して行った

・在宅訪問に力を入れ在宅復帰率を上げた

ただ、目の前の患者さんを、こなして来ただけではない、自分を雇うと、このようなおまけが付いてくるよ、という付加価値を、植え付けていきましょう。

現在の勤務先

転職ともなれば、当然、なぜ退職の意向があるのかに注目が集まります。特に、直近の勤務先に関しては、採用側も気になるところです。

そのため、現職場の名称や住所、規模、実績などを記載しておきましょう。

また、病床数や、多くみられる疾患なども書くと良いと思います。

例えば、今の勤務先では担当出来ない疾患がある、どうしても術後の症例を担当したいなど、後々の志望動機などにも関連してきますので、ここはしっかりと載せておきましょう。

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発表実績

もしも論文投稿学会発表の実績があれば、ここに記載し、採用者にアピールしましょう。

投稿した時期やジャーナル名、発表した学会の開催日、発表内容を記載して、自分の過去の実績をまとめます。

発表に関しては、規模の大きさは余り関係ないと思います。仮に、理学療法士協会の新人プログラムの、症例報告レベルでも記載して良いでしょう。

もしも、このような活動があるのなら、次の就職先に不要なものでも、是非とも書いておきましょう。

職務内容

これは、最初の職務要約よりも、踏み込んだ内容にしていきます。

 ・入院患者さんのみの対応だった

 ・入院・外来患者さんを担当していた

・訪問リハビリテーションを実施していた

・ベッドサイドがメインであった

・個別以外にも集団体操を実施していた

まぁ書くことは勤務先によって違いますので、一日の仕事、業務の流れが読み手に伝わるように簡潔にまとめればOKです。

運動療法、物理療法の他、最近人気のレッドコードなど、通常のリハビリにプラスαできるものがあると、興味を持ってもらえるかもしれませんね。

保有資格

履歴書にも記載する場所があります。

しかし、就職先に関係しないものは職務経歴書に書いた方が良いそうです。

車やバイクの免許、英検や珠算などの検定もとりあえず書いちゃいましょう。

また社会人経験組であれば、危険物取扱や玉掛けなど、ガテン系の資格を保有する方もいるでしょう。

老健などの施設では、アロマテラピーなど、癒し系の資格が重宝されることが多いです。

理学療法士免許や作業療法士免許以外にも、何か保有資格があるということで、チャレンジ精神がある、上昇志向が高い、というアピールができます。

是非とも充実させたい項目ですね。

また現在資格取得に向けカリキュラムを進めている最中であれば、

〇年〇月に取得見込

と書いておけば、きっと良いアピールになるかと思います。遠慮せず、何でも書いたもん勝ちですね。

PCスキル

この職業、間接業務では圧倒的にPCに向かう時間が多いです。

転職先が手書きカルテの可能性もありますが、PCを全く使わないというケースは、考えにくいです。

・Word
  表や図を使った資料の作成程度

・Excel
  統計処理やデータ管理程度

・Power pint
  画像や動画、アニメーションの使用
  これらを使ったプレゼン資料の作成

このように、どのようなPC作業が行えるのか、まとめておくと良いでしょう。

もちろん簡単なプログラミング、サイトの作成、管理などができれば、それだけで雇用先にメリットがあると判断されると思います。

職 歴

社会人経験組であれば、履歴書とは別に書いておきたい項目です。

ここでは、仕事内容を簡潔にまとめておくと良いでしょう。

どのようなものを販売していたのか、どのような営業をしていたのか、どのような業務をしていたのかが解り、かつ退職に至った経緯などを書いておくと、面接においてもスムースな進行が可能になります。

自己PR

さて、最大の見せ場がやってきました。

面接では、

 まず簡単な自己PRをお願いします

と最初に言われることもあります。

定型文を書き写しただけでは、この時点でピンチになります。よって、しっかりと自分の強み、弱みを把握した上で、文章化していきましょう。

面接では、言葉に詰まることなく、しっかりとした自己PRを述べることが、面接成功のカギとなるでしょう。

では、書き出しは、自分の性格を短所や長所を織り交ぜてみましょう。

短所を書く場合にはそれに対処したことを長所と織り交ぜることで、得られたスキルを書くと良いでしょう。

まずは長所と短所を裏返し考えてみて、それがどのようなスキルになり仕事に役立つのかを示していきます。

<例>

長所 短所 獲得したスキル
なんでも自分でやる 人に任せられない 責任感が付いた
 事前準備を怠らない  心配性・慎重すぎる  確実な仕事を遂行する
 思いやりがある お節介な性格 相手の気持ちを読みとる 

例えば、一番上の項目であれば、人に任せられず、何でも背負いこんでしまう性格である。

しかし、どのような仕事でも、率先して自分で行う人間です!その中で、仕事に対する責任感が身につきました!というストーリーができます。

このように、ここはあえて、長所を伸ばすことで短所をカバーした!という話にした方が、信憑性があるのではないでしょうか?

仮に、短所は全て対応してあります!と書いた場合、自分は短所のない完璧人間です!となってしまうので注意が必要です!

まずは、長所と短所を書き出して、自分の売りを見つけてみましょう!

続いて、そのスキルを、どのように臨床に活かしていくのかを示します。

自己PRと言っても、自分の自慢話で終わってはいけません。

自分を雇う事で、患者さん、利用者さんにも確実なメリットあります、ということが伝わらなければ意味がありません。

今まで、どのようなニーズを重要視してきたのか、これから、どのようなニーズに応えていけるのか、ビジョンを示しましょう。

志望動機

これも履歴書と重複する項目ですが、しっかりと書きましょう。

ここでは、現在の職場の悪口を言わない程度に、退職も仕方ないなぁ、と思わせる必要があります。

例えば、ギャラが低い、休みが取れないという理由で退職するのであれば、もっと条件の良いところが出てきたら、コイツは簡単に辞める!という印象がついてしまいます。

そこで現在は、どのような患者さんを担当していて、そこから何を学んだのかを書き出しましょう。

その上で転職先では、もっと力を発揮できそうだとか、違う角度から学べそうだとか、切り口を変えながら、それらしい志望動機にしていきましょう。

今の勤務先に感謝を述べつつスキルUPしたい!という想いを伝えましょう。

その他、志望動機に関する注意点は過去の記事をご参照下さい。

理学療法士の転職について

選ばなくても仕事がないこのご時世、難なく仕事にありつけるのは「国家資格」という強みがあるからです。

しかし、この国家資格にかまけて、自分のスキルUPを疎かにしていると、いずれ誰かに席を奪われることになるでしょう。

まぁ、理想は、最初に務めた所で円満に働き続けることです。

しかし、成長と共に考えも変わってくるし、生活様式の変化にギャラ、休日など重視する項目も変化してきます。

そこで、転職を考える方も多くいらっしゃるかと思いますが、皆さんはどのような手順で働き口を見つけるのでしょうか?

病院のHPにある求人情報は医師、看護師、薬剤師、介護士ばかりで、リハビリ職の求人は減ってきています。

ハローワークという手もありますが、ここはやはり就職斡旋業者に任せるのも手ですね。

なぜなら、大々的に広告をするのはコストが掛かるし、少数の採用枠であれば病院や施設の就職担当からしてみても、委託した方が楽なのです。

そのような理由から、業者にしか求人を出さないところが多数存在します。

下のバナーリンクは複数ある就職斡旋サイトの一例です。

<マイナビコメディカル>

その他にも

PT・OT人材バンク、

メディフィット

などがありますね。

登録して担当者に、働きたいエリア、ギャラ、休日などを伝えると、自分にあった募集を斡旋してくれます。

また、企業の採用担当に聞きにくいことも、代わって問い合わせてくれるので、ぜひお気に入りの業者に登録して、有効活用してみてはいかがでしょうか?

おわりに

ただ黙々と、淡々と毎日の臨床をこなしているだけの人、自分のスキルを磨くために先をみている人、出来上がった職務経歴書に差が出来るのは歴然です。

今は転職を考えていなくても、未来に書く職務経歴書を充実させるために、今の自分の活動がどのように評価されるのか、また職務経歴書に反映されるものなのか向き合う機会になればと思います。

それでは、職務経歴書のまとめです。

【職務要約】

【勤務先】

【発表実績】

【職務内容】

【保有資格】

【PCスキル】

【職歴】

【自己PR】

【志望動機】

就職や転職には、自己アピールが重要です。これらを組み合わせて、素敵な職務経歴書を作成して下さい!

それでは今日はこの辺りで、アドュー!

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