誰でも簡単に出来る!スティックピクチャーを使った動作観察

2018年9月3日

レポートの提出日が迫り、焦って睡眠時間を削りはじめたリハビリ実習生の皆様、こんばんは。

リハビリの評価では、姿勢や動作の観察を行うことが多いです。

そんな時、スティックピクチャー(棒人間)を使った動作観察を、おすすめします。

動作自体を簡単に捉えられるし、後々、記録を読み返した際に、思い出しやすくなるからです。

そこで今日は、誰でも簡単に出来る、

 綺麗なスティックピクチャーを作る方法

を、お伝えしたいと思います。

是非、レポートの作成や動作分析に役立てて頂ければと思います!

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スティックピクチャーを使った動作観察

スティックピクチャーは、棒人間、線画、シェーマなどとも呼ばれる、人間を模写した簡易的な図になります。

現在は電子カルテの導入により、手書きでカルテを作成する機会が減っています。

そのためスティックピクチャーを書く頻度も、少なくなってきているのかもしれません。

 書いたことない!という人、

 上手に書けない!という人、

まずはこれをご覧下さい!

これは、実際にスマホで撮影した立ち上がり動作を、ある手順によって手書きしたものです。

動作観察をするのであれば、先にこのような画像を作ってしまうと楽です。

例えば、左から2番目の相では、肩峰が前方突出していることに気づけます。

また、3番目の姿勢では、離殿と共に頸部の伸展が始まっている!といった、ゆっくりで正確な観察が出来ます。

動作観察は瞬間的に姿勢が変化するため、肉眼で現象を捉えるためには、ある程度の経験が必要になります。

その経験を積むためにも、このような環境で動作観察を行い、少しずつ分析を進めていくことが、スキルUPにおける最大の近道なのではないかと思います。

スティックピクチャーの作成方法

実習のレポートへの記載はもちろんのこと、正確なスティックピクチャーを書くことで、動作観察がとても捗ります。

例えば、モーションキャプチャーを使った、三次元動作解析を行えば、それはそれは見事なスティックピクチャーが出来上がることでしょう。

しかし、今回紹介する方法は、そんな大掛かり的な話ではなく、もっと身近で、お手軽かつお安くできる方法になります。

綺麗なスティックピクチャーを作成するために、必要なものは以下の3点!

 ① 動画撮影機器(デジカメ、スマホ)

 ② トレーシングペーパー(100均で)

 ③ スキャナー(画像取り込み機器)

先ほどの立ち上がり動作の図は、適当に6つの相に分けて、さらに模写するのに約5~6分で作業が終わりました。

その後、取り込み ⇒ 切り取り ⇒ ファイル変換といった作業で約3分。

結果、10分程度の作業時間です。

適当に書いたつもりですが、レポートに掲載するには、十分なクオリティじゃないでしょうか。

抜き出す場面(瞬間)を細かくしたり、観察したい角度を変えたりすることで、様々な動作観察が可能になります。

それでは次に、使い方や作業の進め方を説明していきます。

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動画の撮影について

まずは観察したい動作を撮影します。

寝返り動作、立ち上がり動作や歩行など、矢状面や前額面などから撮りましょう。

個人情報に敏感な時代です。患者さんから動画撮影の同意が得られない、もしくは実習先から許可がおりないこともあるでしょう。

 安心して下さい!

そんな場合は、自分で患者さんの動作を再現しましょう。そっくり模倣できるようになれば、それを撮影しちゃうのです。

これなら個人情報に抵触しません。

自分で自分の動画を取り、それを書き写すだけなんですから、文句はあるめぇ!

撮影は、関節運動やランドマークが見えるよう、袖や裾を捲った状態で行います。赤いシールなんかを貼ると、さらに分かりやすくなるのでおすすめです。

撮影に関する方法はこちらを参照!

トレーシングペーパーの活用

では撮影した動画を再生して頂きますが、まず観察したい相で停止させます。

歩行で踵接地の相を観察したいのであれば、踵が着いた瞬間の静止画を表示させます。

そのため、デジカメで撮影した動画は、なるべくパソコンに取り込みましょう。コマ送りやスロー再生を使えるので、観察したいフレームで止められるので、作業効率がUPしますよ。

観察したい姿勢が画面に映し出されたら、その画面にトレーシングペーパー(透ける薄い紙)を重ねます。

次に、パソコンのモニターや携帯画面を傷つけないよう、シャープペンや鉛筆で全体のランドマークを優しく書き写します。

頭部は大きい〇、鼻の位置や骨盤は△、各関節には小さい〇にしましょう。

ここまでできたら、あとは机で作業します。

関節に書いた〇を、線で繋げて下さい。

これでスティックピクチャーの完成です。

きっと、再現性の高い納得のいくものが、完成したのではないでしょうか?

スキャナーで取り込む

もしも、レポートに使うのであれば、スキャナーでパソコンに取り込みましょう。

トレーシングペーパーだけでは、上手く取り込めない場合があるため、白紙を裏にあてがって白と黒のコントラストを付けて下さい。

取り込む際に、左右が反対になってしまっても、取り込み後に反転の処理ができますので安心して下さい。

また、

 スキャナーを持ってない

 レポートに手書きしたい!

のであれば、模写したトレーシングペーパーを、書きたい場所に裏返して置きます。その状態で裏面を擦ると、鉛筆の芯が薄っすらと跡に残りますので、それを濃くなぞればOKです!

コピー機で印刷して、その後にハサミで切り貼りしてもいいかもしれませんね。

状況に応じて使い分けて下さい!

おわりに

動作観察、動作分析を文字で説明するのは、とてもエネルギーが必要な作業です。

しかし、絵であれば瞬間的に多くの情報を取り入れることが出来ます。

説得力のある動作観察、分析を示したいときには、このようなスティックピクチャーと補足程度の文の方が良いかもしれません。

今後、このブログでもスティックピクチャーを使って実際に動作分析、歩行分析を進めていけたらと思っています。

それでは皆さんの動作観察が、ほんの少しでも捗りますように!

今日はこの辺りで、アドュー!

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