他部門からの情報収集!リハビリ実習生が聞くべき内容とは

2018年8月30日

レポート作成に取り掛かり始めた、リハビリ実習生の皆様、こんにちは。

実習レポートの他部門情報って、結構ハードル高いですよね。

初めての実習だし…、
 どんなことを質問すればいいの?

医師や看護師さんって怖そう…、
 こんな事、聞いていいのかな?

きっと、判断できないことが多くて、難しいと感じていると思います。

そこで今日は、情報収集を上手に進めるためのコツを、お伝えしてみたいと思います。

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他部門情報とは

現在、医療はチームアプローチの時代です。

よって、治療方針やゴールなどを、他職種と共有し、より良いサービスを患者さんに提供していくべきです。

リハビリ職であれば、担当者から情報を集め、自分のセラピーの方針を決定していきます。

情報共有の重要性

ある調査によると、医療従事者は、常に多忙なため、他部門とのディスカッションが圧倒的に不足しているそうです。

各担当者が集まり、1人の患者さんのことを、じっくり話し合うのが望ましいのですが、忙しい場合には廊下の立ち話で済ませることもあります。

しかし、忙しさを理由に、情報共有を怠ると、

 リハビリ → 自立度を上げるアプローチ

  看護師 → 転倒させないよう介助多め

といった、正反対の方針で介入してしまうことがあります。

クーラーと暖房を同時につける!的な無駄は、全て患者さんの不利益になりますので、担当者間で情報を共有することは、とても大切だということですね。

他部門情報の集め方

では、リハビリ職を目指す、実習生の方に向け、他部門情報収集の進め方を解説していきます。

アポイントメントについて

先ほども書きましたが、どの部門も多忙なため、いきなり「質問いいですか?」と来られても困ってしまいます。

基本的に、いつ、どこで、誰とというアポイントメントは、実習指導者が各部門に話をつけます。

実習生は、時間と場所を間違わないこと、質問内容は事前に用意しておくこと、この2つに気を付けましょう。

質問する内容について

それでは、どの部門に、どのような質問をすればよいのか?という部分を、解説していきます。

Dr.からの情報

 重要度 ★★★★★

 難易度 ★★★★☆

 忙しさ ★★★★★

いきなりのラスボス登場です。

というのは嘘で、しっかりと事前の準備しておけば、何も問題ありません。

注意することは、忙しいということを考慮し、ダラダラと的を得ない質問をしないことです!

【主な質問内容】
 ・疾患に関すること
 投薬状況、画像診断、予後

 ・リハビリに関すること
 注意点、禁忌事項、中止基準

 ・入院期間に関すること
 ゴール設定、治療方針

要するに、リハビリを進めるにあたり、何に注意すればよいのか?また、どのようなことを達成すればよいのか?期待しているのか?

最低でも、これだけは確認しておきましょう。

Nrs.からの情報

 重要度 ★★★★☆

 難易度 ★★★☆☆

 忙しさ ★★★★☆

続いては、看護師さんですね。

看護師さんの場合、受け持ちが日ごとに変化するので、担当であったとしても、全ての状態を把握している訳ではありません。

よって、本当に細かい質問には、答えられない場合もあります。その辺りを加味して、質問内容を吟味していきましょう。

【主な質問内容】
 ・ADLに関する事
 トイレや入浴時の介助量など

 ・部屋での活動について
 介助の頻度、服薬管理、トラブルなど

 ・夜間について
 睡眠状況、夜間の介助について

 ・入院中に関すること
 ゴール設定、看護方針

やはり、倫理的、時間的に、自分では確認できないことを質問するのが良いでしょう。

リハビリ職からの情報

重要度 ★★★★☆

難易度 ★☆☆☆☆

忙しさ ★★★★☆

PTの学生さんであれば、OTやSTの見学を兼ねて、質問するチャンスがあるはずです。

同じリハビリ職ということで、気軽に質問できるので、気楽にこなせるのではないでしょうか。

【主な質問内容】
OTとは、リハビリの治療方針を沿わせながら、ゴールに向けたプログラム内容を確認します。

STからは、摂食や嚥下機能、高次脳機能などの質問が一般的でしょう。

MSWからの情報

 
 重要度 ★★★☆☆

 難易度 ★★☆☆☆

 忙しさ ★★★☆☆

メディカルソシャルワーカーは、保険関連だけではなく、経済状況や転帰先の調整などを担っています。

知りたい情報があったとしても、大抵はカルテを確認すれば解ります。そのため、実習生が積極的に情報収集する頻度は、少ないのかもしれません。

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ケアマネからの情報

 
重要度 ★★★☆☆

 難易度 ★★★☆☆

 忙しさ ★★★★☆

担当症例の患者さんに、ケアマネが付いているのであれば、そこからも情報を得ておきましょう。

【主な質問内容】
 ・自宅のこと全般
 段差、就寝環境、手摺りの有無

 ・退院後のこと
 新しい介護用品の導入など

 ・サービスについて
 デイケア、訪問リハなどの調整

病院にケアマネが来ることはありますが、頻度は高くありません。

バイザーを通して、電話連絡するのが良いでしょう。学生だからといって遠慮は要りません!

情報収集の方が大切なので、頼んでみましょう!

家族からの情報

 重要度 ★★★★☆

 難易度 ★★★☆☆

 忙しさ   ? 

 

患者さんと、家族の希望が一致しているとは限りません。もし、在宅復帰を目標にする方であれば、できるだけ早く、家族の意向を確認しておくべきだと思います。

お見舞いに来た時に時間をもらうとか、電話を掛けるとか、患者さん自身にアポを取ってもらうこともあります。

特に、患者さんの認知面が怪しい時など、家族からの話が鍵になることがありますので、是非ともチャレンジしてみて下さい。

同室者からの情報

 
 重要度 ★★★★☆

 難易度 ★☆☆☆☆

 忙しさ ★☆☆☆☆

実は、誰よりも「しているADL」を観ているのは、同室者の方なんですね。

部屋の中では、本音トークが飛び交っていますので、愚痴などの情報が、何でも手に入ります。

昼寝ばっかりしていないか、危険行動がないか、レポートの材料が埋もれていますよ!

質問する際の注意点

それでは、他部門からの情報収集で、絶対にやってはいけない言動を挙げておきます。

「Aさんのゴールってなんですか?」

「Bさんの看護方針を教えて下さい」

このような、丸投げな質問はNGです。

なぜなら、

 ・今のところ在宅復帰です

 ・穏やかに過ごせるための援助です

なんて答えが返ってきたとしても「あぁ、わかりました…」と、単発なやりとりしか生まれないからです。

相手が何に対して答えてよいのか分からないので、回答も幅広いものになってしまいます。

そうならないために、

実習生
Aさんが自宅に帰るまでのOTのゴールはなんですか?
作業療法士
家事動作の耐久性で、台所で20分ほど立ちながら料理が行えるようになることだね。
実習生
PTでも立位や歩行の耐久性について訓練をやっていますが、入院時と比較して経過はどうですか?

このように、相手の答えに対して質問をするなど、単発の質問大会にならないような、やりとりが必要だと思います。

うん、難しいですね…。

おわりに

実際に、実習中の他部門情報に関しては、レポートやレジュメの穴埋めの為にやっている感が拭えません。

しかし、実際に働くようになってからは、患者さんの情報収集能力が、臨床力に直結するものと感じております。

自分が知りたいことを知るためには、どうすれば良いのか!この気持ちが強い程、行動に移せると思います。

その想いが、きっとバイザーにも良い印象を与えられると思います。実習生の皆さんも、必要な他部門情報がしっかり収集できるよう、頑張って欲しいと思います!

それでは今日はこの辺りで、アドュー!

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