大腿周径の簡単な計測方法!リハビリの形態測定

2018年8月31日

とりあえず、患者さんの四肢長、周径を計測している、実習生の皆様、こんばんは。

脚長差や筋委縮の程度を知るためには、入学時に購入させられた、メジャー(巻尺)を使い、形態測定をします。

簡単にみえても、メジャーが捻じれてしまったり、ランドマークがずれたりで、中々、上手く扱えないことも多いと思います。

今日は、周径の中でも時間が掛かる、大腿周径をスマートに計測するためのコツを、お伝えしていきます。

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形態測定のランドマーク

ランドマークとは、目印となる特徴物です。

身体の中であれば、骨が突出している部分が適応となります。肩峰や棘突起、上前腸骨棘や上腕骨外側上顆などです。

肩峰といっても、幅が数センチありますので、人によって指す場所が違います。

したがって「肩峰の前方を起点とした」など、ランドマークの詳細を記載しておくと、後日、同じような計測が可能になるので、再現性が生まれます。

ランドマークに適しているのは 

 点 > 線 > 面 

だと思いますので、肩峰であれば、前面で一番尖っている角を、選択するのが良いと思われます。

橈骨茎状突起のように、丸みを帯びている場合であれば、一番遠い「遠位端」をランドマークにします。

ランドマークにしようと思う、骨突出部を触ってみて、ここなら次も見つけやすいな、と思う場所を固定しておきましょう。

大腿周径の計測

学校で習う大腿周径では、膝蓋骨直上、5㎝上、10㎝上、15㎝上と4ヵ所計測しなさい!と教えられたと思います。

計測する理由はこちら!

計測場所 解ること
膝蓋骨直上 関節腫脹の程度
5cm 内側広筋と外側広筋の大きさ
10cm
15cm 大腿全体の筋群の大きさ

これが中々やっかいで、とても時間が掛かってしまう項目です。

さらに、3回計測して、かつ平均を取るとなれば、両側で何十分掛かるの?とげんなりしますね。

ボールペンやマジックで、患者さんの足に直接ポイントするのも申し訳ないし、かといって一回ずつ5㎝上の場所を測っていくのも大変。

そこで、ちょっとした工夫をお伝えします。

まず、膝蓋骨直上を測り終えたら、膝蓋骨直上の中央にメジャーを当てて、同側のASISまで伸ばします。

次に、膝蓋骨から5㎝と書かれている場所に、親指を押し当てて支点を作ります。

親指を中心に、メジャーを90度横にして、

そのまま大腿を一周させると、膝蓋骨から5㎝上の周径が、簡単に行えてしまいます。

この時、足にメジャーを巻き付けやすいよう、自分の足部を、患者さんのアキレス腱に差し込んでおくと便利です。

同じ要領で10㎝・15㎝と進めて下さい。

たったこれだけで、大幅な時間短縮が望めるかと思います。

最大膨隆部の決め方

下腿の周径する際、見た目だけで最大膨隆部を決定していませんか?

もちろん、1番太いと感じた場所に、メジャーを当てることになりますが、それだけでは再現性にケチがついてしまいます。

例えば、右下腿の状態を知りたい時、まずは、何も問題ない左下腿の最大膨隆部を、見た目にて計測します。

この時、腓骨頭~外果にメジャーを当て、左下腿の最大膨隆部の位置を把握しておきます。

その後、右下腿を計測する際、左と同様に、腓骨頭から8㎝下で計測する!といったように、全く同じ場所で測る事で、左右差だったり、観測肢の状態を知ることができるのです。

元々、最大膨隆部がズレて成長している人かもしれません。よって、見た目だけで、左右の周径をするのは意味がありませんね。

惑わされないよう、しっかりと再現性のある周径に努めて下さい。

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おわりに

学校で練習する量も大切ですが、実習を意識して練習の質も重要して下さい。

ただ、闇雲に回数を重ねていくだけではなく、スマートにサラっと検査できるよう、工夫してみて下さい。

最後にもう1度言いますが、四肢長周径を計測する際の、ランドマークは、上端、遠位端など明確にしておきましょう!

心のゆとりと、時間のゆとりが育つよう、毎日の練習を頑張って下さい。

それでは今日はこの辺りで、アドュー!

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