患者さんとのコミュニケーション!実習で困らない会話内容とは

2018年8月30日

実習中に患者さんとの会話が弾まず、見学中が気まずいという学生の皆様、こんにちは。

実習は緊張しますよね。だけど見学される側の患者さんだって緊張しているはずです。

そんな中、ずっと横で見つめられたり、事務的な質問ばかりされていては、せっかくのリハビリに集中できなくなります。

そこで今日は、患者さんに気を遣わせることなく、緊張がほぐれるような会話内容について、お話してみようかと思います。

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コミュニケーションとは

コミュニケーションとは、お互いの意思を、言葉や表情で伝えることです。

そして、リハビリ場面では、コミュニケーションが、とても重要な役割を持っています。

なぜなら、リハビリを、円滑かつ効率良く進めるためには、患者さんの意思や感情を読み取り、しっかりとした人間関係を構築しておく必要があるからです。

そのためには、まず自分という人間を知って頂き、相手の警戒心を解く必要があります。

表情、話し方や言葉遣い、所作など、相手に良い印象を与えるための努力や工夫が、とても大きな役割を果たします。

よって、リハビリ職を目指す実習生さん達は、実習で習得できるよう努めましょう。

コミュニケーションの取り方

それでは、患者さんとのコミュニケーションについて、リハビリ実習における進め方を、お伝えしていきたいと思います。

コミュニケーションの注意点

患者さんとの距離

初対面の挨拶で顔を近づけたり、いきなり病名や現病歴などを聞いてしまうと、パーソナルスペースの侵害になります。

初対面で「貯金いくら?」「体重何キロ?」と、いきなり聞くようなものです。

見学をする際には、適度な距離を保ち、他愛もない会話で警戒心を取ってから、徐々に問診に移行していきましょう。

会話中の目線

これは、実習に限ったことではありませんが、相手の目を見て話すのは、少しばかり照れてしまいますね。

だけど、そっぽを向いて話すのも、なんだか変ですし…。

そんな時は、相手の鼻先、もしくは上唇辺りを見て話すと、相手に違和感や威圧感を与えない目線になります。

実習前に、家族やお友達で試しておいて、自然な目線を習得しておきましょう。

聞きっぱなしにしない

患者さんがせっかく答えてくれたのに、

「あっ、そうですか」

という感じで、単発で終了させてしまうのはよくありません。

患者さんの答えに対し、いつ?、どこで?、誰と?、何回目?など、質問をかぶせていき、あなたの話に興味があります!というアピールをしてあげましょう。

会話が難しい方

患者さんの中には、難聴な方が多くおります。

小さい声では、相手に何回も聞き返させてしまいます。できるだけ、大きい声で話すようにしましょう。

うっかり耳元に近づき過ぎて、相手のパーソナルスペースを侵さないよう、相手の表情などを注意深く観察し、適切な距離を保てるように努めて下さい。

また、構音障害で上手に話せないけど、会話が大好きな患者さんもいます。

できるだけ集中して聞くように努力はしますが、それでも限界があります。

そのような患者さんは、聞き返されるよりも、聞き取れたフリをされる方が傷つくそうです。

分らない時は「すみません分かりません」と言って、ジェスチャーや筆談など、別の方法を検討してみましょう。

NGな質問をしてしまった時

何となくした質問が、その方の地雷だったこともあります。これは、最新の注意を払っていても避けられない、仕方のないことです。

例えば、自宅では何人でお暮しされているんですか?と聞いてみたところ、

「先月、夫が先立ちまして…」

と、湿っぽい話が始まってしまい、あれ、なんか雰囲気重くね?となります。

 まぁドンマイ、ドンマイ!

時には、お孫さんとかいらっしゃるんですか?と聞いてみたところ

「娘が最近離婚して、戻ってきちゃって…」

と、落ち込まれてしまいました。

お、重いよ…、話が重いよ…。

 娘、頑張れよ!絶対に頑張れよ!

とまあ、こんな時は、変に黙ったり、過剰にフォローを入れないほうが良いですね。

「あっ、そうなんですね、あっ!そういえば」

「ふ~ん、そっかぁ…、ところで」

と、強引に別の会話を始めて、グレーゾーンに持ち込みましょう。え?そんな話してましたっけ?的な感じで演技できればGoodです!

こればっかりは不可抗力なので、にわか雨に振られてしまった!と、気にせずその後の会話で挽回していきましょう。

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おすすめの会話

テレビについて

入院患者さんであれば、テレビが唯一の楽しみという方も多いです。

決して「昨日のあの番組観ました?」と聞くのは避けましょう。「観てないわ」となると、そこで会話が終了になってしまいます。

ちなみに、野球のシーズン中のリハビリ室では、ファイターズの話ばかりです。

ちなみに私…、正直野球の会話がド苦手です!

患者さんに「いや~昨日は打ったね」と言われても、「そ、そうですね…はは…。」と苦笑いで誤魔化しちゃいます。

もしも、北海道へ実習に来るのであれば、ファイターズのことを調べてから来ましょう。

料理について

女性患者さんであれば、料理の大先輩です。

最近肉じゃが作ってみたのですが、味が上手く染みなくって、なんて失敗談から入ると良いかと思います。

もしかしたら「面取りと隠し包丁はやったの?」と、アドバイスをしてくれるかもしれません。

後日、アドバイス通りやったら、上手く染み込んでおいしく食べれました!とか、日をまたいで会話をすると、患者さんも親近感が沸くと思います。

仕事について

男性患者さんであれば、就労の大先輩です。

現在は引退されていたとしても、寝る暇が無い忙しかったんですか?バブル期は儲かりました?なんて質問すると良いと思います。

仕事一筋だった方は、武勇伝を饒舌で語ってくれることが多いです。私自身、そんな話を聞くのが好きなので、根掘り葉掘り聞いてしまいます。

出身地について

北海道では、地域で天候や方言が違います。

 ・どんなものが名産品なんですか?

 ・雪はよく降る地域なんですか?

 ・昔と比べて人口はどうですか?

なんて話で、つい盛り上がってしまいます。

実習施設が遠方の学生さんは、実習地の事をいろいろ質問して、この地域に興味があることをアピールしてはいかがでしょうか。

ラーメンについて

内部障害の患者さんにはしませんが、

 ・醤油、味噌、塩、何味が好きですか?

 ・近くに美味しいラーメン屋さんあります?

 ・この前、こんなラーメン屋にいきましたよ

ラーメンのネタって結構、喰いつきがいいんですよね。案外セラピストの方が興味を示すかもしれませんね。

天気の話をひと工夫

私が初めて行った実習では、慣れない雰囲気に飲まれ、沈黙状態が続いてしまいました。

「何を話せばいいんだろう…」と時が止まって時、近くで見学していた、同級生の会話が耳に入ってきました。

同級生
「いや~、今日は天気が良いですね」

 

同級生
「天気が良くて、よかったですよ」

 

 

同級生
「うん、ホンっと天気が良くてね…」

 

 

同級生
「今日の天気は本当に良いんですよ、本当に…」

 

 

 

同級生
「どのくらい天気が良いかっていうと」

 

 

 

同級生
「マジで天気良いんですよ」

 

 「もう天気はええやろっ!」

心の中で突っ込みました。そう、あの時は全力で突っ込みました。東京出身ですが、関西弁で突っ込んでやりました(心の中で)。

でも、天気の話は鉄板ですね。いまだに、天気の話をしない日は無いんじゃないでしょうか。

しかし、外出できない方にとっては、

「どうせ外に出ないから天気なんて関係ない」

と、不快に思う方もいます。天気の話も、程ほどが良さそうですね。

また、ちょっと工夫して、

 ・病室は暖房が効いているんですか?

 ・寒いのと暑いのどちらが苦手ですか?

 ・住んでいる地区は雪が多いんですか?

なんて感じで、天気の話を膨らませると、自然に打ち解けていけるんじゃないかと思います。

おわりに

最初は、誰もが患者さんとのコミュニケーションに、苦手意識を持つでしょう。

しかし、コミュニケーション能力は、磨けば必ず光るものだと考えております。

時には、治療よりも患者さんを元気にさせる、不思議な力を持っていますので、ぜひ磨いておきましょう。

それでは皆さんに、天気の話で盛り上げられる話術が身に付きますように。

今日はこの辺りで、アドュー!

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